ったく、隼ってば… そんなことでちょっと怒っている私を前に雛の顔は引き攣っていた。 まぁ、当然よね。 嫌いなイケメンが二人も…しかも、私と雛の近くにいるんだから…。 「き、稀已…で、あの人は?」 雛は固まっている一人の彼を指差す。 あぁ、忘れてた。 雛が指差す彼とは…隼がつれてきた友人のこと。 「彼は…」そう言った時だった。