私は隼と彼に近づき、雛をひっぱる。


「こっちが親友の高橋雛夜。で、こっちが彼氏の酒井隼[Sakai Shun]。」


私は二人を紹介した。


「ど、どうも」


「こんにちは、雛ちゃん!稀已がいつもお世話になってます」


えっ


「ちょっとぉー母親みたいなこと言わないでよー!」


「だって、親友ってことはけっこう世話になってんだろ?」


「そ、そりゃあなってるけどぉ…今はそんな呑気にあいさつとかの場合じゃないでしょ?」