……───そして、


雛に彼を紹介する日がきた。



彼は友人をつれ、時間通り待ち合わせの場所へと案内する。


雛は少し遅れてくるとか…。


来てくれるなら問題はないんだけど…。




私と雛が気に入っているカフェの近くで待ち合わせしたんだけど、


まだ、彼とイケメン友人は来てないみたい…。


─すると、


少し離れたところから


「稀已───!!」


と呼ぶ声が聞こえた。