私の親友が先日当学校の保健医と両想いになった。
教師と生徒だがそこらはどうでもいい。
問題は、その保健医に片思いしていた女教師がその事を嗅ぎつけた事にある。
まずい事になるんじゃないのか。
そう危惧していた矢先、親友が私に相談を持ちかけてきた。
例の女教師に校外で会おうと言われたらしい。
胡散臭い。
全力で胡散臭い。
詳しい事を知る為歩いて行く。
すると。
実に劇的な事に携帯電話で喋っている女教師を目撃した。
「…痛めつけてほしい女の子がいるの」
それだけ聞こえた。
それだけで充分だった。
ほとんどの全貌は多分見えた。
その汚さに腹が煮える。
私は親友の代わりにその場所に行く事にした。
何故か。
その女をぶっ飛ばす為だ。
で。
あんまりに熱が入ってついその決意を廊下で口走ってしまった。
つまるところ私のうっかりさが今の状況を招いている。
「だ、誰もぶっ飛ばしたりしませんよ。私、女の子ですし」
うふふと笑うとふふふと返される。
「手加減知ってますもんね。格闘技系網羅してる君なら」
…担当クラス以外の生徒情報に通じているとは、優秀じゃないかこの野郎。
しばらく嘘臭い笑顔で攻防する。
外はいい天気。
しばらくすれば蝉もなき始めるだろう。
良い季節だ。
とか思っていると先に折れたのは向こうだった。
教師と生徒だがそこらはどうでもいい。
問題は、その保健医に片思いしていた女教師がその事を嗅ぎつけた事にある。
まずい事になるんじゃないのか。
そう危惧していた矢先、親友が私に相談を持ちかけてきた。
例の女教師に校外で会おうと言われたらしい。
胡散臭い。
全力で胡散臭い。
詳しい事を知る為歩いて行く。
すると。
実に劇的な事に携帯電話で喋っている女教師を目撃した。
「…痛めつけてほしい女の子がいるの」
それだけ聞こえた。
それだけで充分だった。
ほとんどの全貌は多分見えた。
その汚さに腹が煮える。
私は親友の代わりにその場所に行く事にした。
何故か。
その女をぶっ飛ばす為だ。
で。
あんまりに熱が入ってついその決意を廊下で口走ってしまった。
つまるところ私のうっかりさが今の状況を招いている。
「だ、誰もぶっ飛ばしたりしませんよ。私、女の子ですし」
うふふと笑うとふふふと返される。
「手加減知ってますもんね。格闘技系網羅してる君なら」
…担当クラス以外の生徒情報に通じているとは、優秀じゃないかこの野郎。
しばらく嘘臭い笑顔で攻防する。
外はいい天気。
しばらくすれば蝉もなき始めるだろう。
良い季節だ。
とか思っていると先に折れたのは向こうだった。