しばらくお互いを見つめていた俺達は、なんとも言えない空気に耐えきれずに話題を変える事にした。
「それにしても、何も反応無いな。やっぱり無理があったのかな?」
目を細めて俺を見ていたリンダだったが、
「そうだな。あの幸せだった日々の反応は感じないな。」
ああ。誰かなんとかしてくれ。 何故こんな所でラブコメしなくちゃならんのか。
「わかったよ、信じる。お前の言う事を信じる。だからそんなに怒るなよ。この際だから聞かせてくれ。俺はお前に何てプロポーズしたんだ? なんか笑いを狙ったりしてた?」
婚約には驚かされたが、それも含めて気になる事は多い。本当の俺は一体どうゆう奴なのか? リンダ達からの客観的な意見しか無いが、それでも聞いてみたい。
「そこはさすがに真剣な台詞だったぞ、ひねりも無かったな。普通に結婚しよう みたいな感じ。」
そうか、普通か。 まあさすがにそうだろうな。
「それで? なんで別れたんだ? 俺が何かしたのか?」
俺が何気なく聞くと、リンダはしばらく考えたような顔をして。