ずいぶんと長い間話していたのか、外はすっかり暗くなっていた。妙がどこに行ったのかはわからない。またさっきみたいに寺院だろうか? いや、違うな。 なんと言うか。俺の直感が、そこでは無いと言っているような気がした。そして、その直感が言っている。
「イブ・メンデライト協会ですね。」
店の入り口まで出てきたジュンイは、何故が少し楽しそうだった。
「俺もそう思う。まあ、そんな教会聞いた事無いんだけどな。」
俺が思いついた、俺の知らない教会。それを口にしたジュンイ。偶然にしては出来過ぎてるな。
「わかってます、それはあなたの記憶が戻った訳じゃない、教会の名前だけは忘れないようにしたんですよ。それが唯一の記憶です。その行為に何の意味があるのかはわからない。けど、それは絶対にゆずらなかった。」
教会の名前だけが本当の記憶。そけに妙がいる。
「その教会はどこにある? この近所には無いぞ。実在するのか?」
あれ? いない。ジュンイがいなくなっていた。さっきまで空いていた店のドアは閉まり、明かりも消えていた。俺は驚いて、再び店の中に戻った。
「イブ・メンデライト協会ですね。」
店の入り口まで出てきたジュンイは、何故が少し楽しそうだった。
「俺もそう思う。まあ、そんな教会聞いた事無いんだけどな。」
俺が思いついた、俺の知らない教会。それを口にしたジュンイ。偶然にしては出来過ぎてるな。
「わかってます、それはあなたの記憶が戻った訳じゃない、教会の名前だけは忘れないようにしたんですよ。それが唯一の記憶です。その行為に何の意味があるのかはわからない。けど、それは絶対にゆずらなかった。」
教会の名前だけが本当の記憶。そけに妙がいる。
「その教会はどこにある? この近所には無いぞ。実在するのか?」
あれ? いない。ジュンイがいなくなっていた。さっきまで空いていた店のドアは閉まり、明かりも消えていた。俺は驚いて、再び店の中に戻った。

