「ごめん、ごめん。冗談だからさ!ってゆうか、逆セクハラだよ、この場合は。」 真っ赤になって、あきらかに動揺している桜木くんの耳には、私の声は届かない。 下ネタは×らしい。 近くにいた違う部署のおじさんに、 「君たち仲いいな~」 冷やかされ、 「違います!」 と、振り向いて一喝した桜木くん。 バツの悪そうな顔で、 「とにかく。返事書くんだろ。」 と、小声で。