二人を見ていたら。 なぜか。ムッとしてしまう、私。 「じゃあ。またメールするよ。」 先生は、軽く手を振って、くるりと背中を向けた。 その時、浜田さんが振り向いて、 フフンと笑った。 彼女のつやつやとした巻き髪が、先生の横でふんわりと揺れた。 カチン、とする私。