「あら、あなた。」


雨宮先生の後ろから、あの巻き髪の秘書っぽい人。

浜田さんが、顔を出した。

浜田さんはピンクのタイトスカートに、白のふりふりのブラウスを着て、すごくキレイ。


「私達、これから二人でデートなの。」


浜田さんが、甘ったれた声で言った。



「いやいやいや。ただのランチだよ。」


先生は照れながら、手を横に降って否定した。


でも、二人は顔を見合わせて笑ったり、なんだか仲良さそう。