22階につくと。


秘書らしき人が、待っていた。


しばらく、入り口近くのパイプ椅子に、座って待ったのち。

さっきの秘書が戻って来て、私を部屋まで案内してくれた。

きれいに巻かれた髪が、歩くたびにフワフワと、揺れている。


高そうな、ブランド風のスーツに身を包んだその人は、歩き方もきどっている。