「「れ、玲音様!?」」


女の子たちはみんな声を揃えて驚いている。



もちろん私だってまさかの状況に頭がついていけてない。




「なぁ、お前ら俺の女に何してんの」



玲音は今までに聞いたこともないような冷たい声でそう言った。




『いや…その……』



女の子たちはそんな玲音に戸惑っている。





「次、梨月に手出してみろ

てめぇらこの学校から消してやるよ」



そう言って玲音が女の子の腕を乱暴に離すと、



「「ごめんなさいッ!」」




と、言って走って何処かへ行ってしまった。