今すぐにでも逃げたい…。 音夏や玲音に助けを求めたい。 でも、関係のない人に迷惑なんてかけられるわけない…。 「あんたってさぁ、玲音様と付き合ってるわけ?」 『まさか、ほんとに付き合ってるわけないよね?』 この人たちも噂を聞いたのだろう…。 でも私たちは今日の朝付き合っていることを認めたんだからここで嘘を付くわけにはいかない。 『つ、付き合ってます…』 同級生なのに怖くて敬語になっちゃう…