「梨月ー! 今日一緒に帰ろ♪ みんなにお似合いカップルって認めてもらえたんだし、お祝いしない?」 そんなことを言ってくれる音夏がすごく有り難かった。 音夏にはすでに朝あった出来事を話していた。 だから今お祝いをしようと言ってくれたんだと思う。 でもそう言ってくれた音夏には申し訳ないけど、私は音夏の誘いを断った。 本当は断りたくなんてない。 音夏と一緒に帰ってお祝いだってしたいし、たくさん話もしたい…。