私は玲音に言われて荷物を持ち、玲音と一緒に玄関に向かった。





ん?

まさかさっき頭撫でられてる気がしたのは夢じゃなくて、玲音だったのかな?



すごい暖かかった…。

落ち着く手だったな…




私は、横を歩く玲音にそっと手を重ねた――…。



玲音はちゃんと私に歩幅を合わせてくれている。



意地悪な時もあるけど、こういう優しいとこにも私の胸はキュンとしてしまう。



好きな人と付き合えるなんて私って幸せだなぁ。





私はそんなことを考えながら玲音と一緒に帰った。