学校に着き、教室に向かった。
教室に入ると音夏はすでに来ていたので、私はさっそく昨日あったことを話した。
「ほんと!?
おめでとう、梨月!」
『ありがとう!
でも、玲音が好きってこと言ってなくてごめんね』
いきなり付き合うことになったって言われても、私が玲音のことが好きって知らないわけだからびっくりしただろう。
なんか申し訳なかったな…。
「なんで、謝るのよ!
付き合ったってことを教えてくれたんだからそれだけで十分だよ!
ありがとね!」
これを言われたとき、私は心の底から"いい親友だ"って思えた。

