「……つ!……ちょっと! 梨月ってば!」 『わっ! ごめん、どうしたの?』 「どうしたのじゃないでしょ! もうお昼だよ。」 私が玲音のことを考えているうちにお昼になってたみたい。 「何か今日おかしいよ? ずっと難しい顔して、どうかした?」 音夏が私の顔を覗き込むようにして聞いてきた。