「ちょっと! 大丈夫?」 咳き込む私を心配して音夏が私の背中を擦ってくれた。 『何で私があいつと付き合わなくちゃいけないの? その噂は、朝玄関で話してた女の子たちの声が聞こえたから知ってたけど、それは絶対私じゃないよ』 私はそれだけ言ってまたお弁当を食べ始めた。 「そうだよねぇ! もし梨月が彼氏できたら私に教えてくれるもんね!」 『うん。 その前に私に彼氏ができると思ってないでしょ?』 「どうかなぁ〜」 なんて言いながら音夏はまたお弁当を食べ始めた。