次の日、私はいつもより早めに学校に行った。 学校に着き靴を変えていると、靴箱を挟んで隣から女の子たちの話す声が聞こえてきた。 『最近、玲音様冷たくない?』 玲音のこと? それにしても、玲音様って… 「分かる! 何か前より冷たくなったし、遊んでもくれなくなったよね」 へぇ、そうなんだ。 私は気付かれないように女の子たちの話を聞いていた。