授業が始まっても暑さのせいか誰も集中していない。 私の席は、窓側の一番後ろだからすごく有り難い。 その前に音夏がいる。 あぁ…いい天気だなぁ… そんなことを考えながらボーっとしていたら、 「……さん!波風さん! 聞いてるの!?」 いきなり数学の先生の声が聞こえて我に変える。 『あ…すいません。』 やばっ 数学の先生怖いんだよね〜 「まったく… 暑いからって集中力がなさすぎよ!」 私はこれから何をさせられるんだ…? と思いながら次の言葉を待った。