2番ホーム、3列目

「あり得ねーに決まってんだろ!
俺が、浅井?んなの、無理無理!
あの、浅井だぜ?あいつのこと、女として一度も見たことねーし!」

そうだ、そうだ。
きっと、あのとき可愛いと思ったのも一時の気の迷いだ。
ドキドキしたのも、教室の暖房たきすぎで暑かっただけだ。

そうだ…絶対そうだ…。


俺が、浅井になんて…あり得ない、あり得ない…。