2番ホーム、3列目

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まぁ、想像してたようにうるさかった。
耳栓もってこればよかったってちょっと後悔した。


でも、こんな状況で「うるさっ!!」なんて言うキャラじゃない。
ここは、カナのお願いにきちんと応えてあげよう。


「あ、ねーこのプリ機でいい??」

「え?もー、なんでもいいから、早く撮って早く出よう。」



私には、プリ機を選んでる余裕なんかなかった。
とにかく、どれだけ早くここから出られるかってだけで
精一杯だった。