2番ホーム、3列目

『ごめんなさい』て言おうとしたときだった。
突然、誰かが私の言葉を遮るように図書室に入ってきた。


「き、ききき如月!!」

やばい!!
今の完全どもってたよね…!?
怪しまれる…!!
如月のことだから、どうせまた私をバカにするような発言をされる!!


「ち!違うの!!」

私は、必死になって言い訳しようとする。

「は?違うって何が??それより先輩
委員会始めなくていいんですか?」

「あー、始めるよ。それじゃ、クラスごとに座ってって。」

委員長は、凄く冷静に対応してた。

そして私に対して、
「ハナちゃん、やっぱアドとケーバンの話しいいわ。
周りの女達に俺達の関係怪しまれると厄介だし、
ハナちゃんも変な風に思われたくないしょ??
だから、これからは俺のこと見かけても反応しないでね??」
と周りに聞こえないように、こっそり言った。


怪しまれると厄介??
俺のこと見かけても反応しないでね??

それって、私が委員長に関わると邪魔になるってこと??
私は、いらないってこと??