2番ホーム、3列目


「如月」

私は、如月の名前を呼んで背中をちょんと突いた。


「お、もーいいのか?」

如月は顔をちょっとだけ、こっちに振り向かせながらこっちを見る。
如月のカッコいい顔にキュンときてしまった私。

きゃー。どしよ…。


「うん、行こう!」

「っしゃー、行くか」


その言葉と同時に、手をギュっと握ってくれた。
その行動にまたキュンとしてしまった私。

もー、私の心臓もたないよー…。