「ありがとうございます。こんな、きれいな子に言われちゃうと照れちゃうなー。」
こういうのは、どうですか?なんて聞きながら私の目の前に
たくさんのブレスレットの中から選び出した1つのブレスレットを見せる。
それは、シンプルだけどちょっとだけ飾りのついてるブレスレットで、如月にも似合いそうなデザインだった。
正直、『アクセサリーは付ける人それぞれの性格とよく似る』
って言葉は選び出されたブレスレットを見てもよくわかんなかったけど
この店員さんには、きっとわかるんだろうなって思った。
「あ、じゃあそれでいいです。なんか、ありがとうございます。」
「いえいえ、こちらこそ。」
そういって、店員さんは会計をして
そのブレスレットを包装してくれた。
