2番ホーム、3列目


「おい、どした?」

いつのまにか、チケットを買ってきて戻ってきた如月。
凄く心配そうな顔で私の顔を覗く。

その優しそうな瞳が私は大好き。
でも、その優しそうな瞳が私を不安にさせるんだよ…?
そうやって、誰にでもその優しそうな瞳を見せるのかな?


「ううん!大丈夫!!何時から?」

でも、やっぱり不安なんて言えない。
たかが彼女、されど彼女。
私が、そこまで言っちゃいけない。
それに、まだ出会って3ヶ月とちょっとの彼女なんだから。