「じゃ、俺チケット買ってくるから待ってて。」 「…うん。」 私はそう頷いて、チケットを買いに行く如月の背中を見ていた。 つくづく思うけど、如月って男前だよな…。 凄く優しい。 愛されてるんだなってよく感じる。 でも、決して『好き』って言葉を容易に言うわけじゃない。 そこが、また女の子を虜にする。 だけど、それは決して私だけにする行為じゃない…。 やっぱ、好きってわかってても自信なんてないし 不安だよ…。