2番ホーム、3列目


「なー、屋上行こうぜ。」

「えっ!?…うわっ!」


如月は、屋上に行こうと言って私の腕を引っ張った。
さっき、来た道を引き返して校舎の中に入っていく。


空はもう真っ暗で、外はみんなの声でガヤガヤしてる。
校舎の中は薄暗く、私達の走る足音しかしない。

屋上まで、あとちょっと。