「なー、屋上行こうぜ。」 「えっ!?…うわっ!」 如月は、屋上に行こうと言って私の腕を引っ張った。 さっき、来た道を引き返して校舎の中に入っていく。 空はもう真っ暗で、外はみんなの声でガヤガヤしてる。 校舎の中は薄暗く、私達の走る足音しかしない。 屋上まで、あとちょっと。