2番ホーム、3列目

「お前さ…KY?まじ、気持ち悪ぃーなー!!邪魔してんじゃねーよ!!」

そう言って、持ってた刃物でお母さんのおなかを刺してた。
お母さんは、崩れ倒れて最期に

「ハナ…私みたいな、人生送っちゃだめよ…。
幸せになってね…。」


そう言って、目を閉じてしまった。



当時の私は、その事実を受け入れられなかった。
ううん、受け入れたくなかったんだ。
「お母さん!お母さん!!起きてよ、お母さん!!」
そう、ずっと泣き叫んだ。
涙が止まらなかった。


あの人は、気づいたらいなくなってて、家から逃げてた。
しばらくしてから、お兄ちゃんとお姉ちゃんが帰ってきて
警察に通報したり、救急車を呼んだりしてくれた。
そして、次の日の朝…お母さんは亡くなったんだ。
あの人は、半年してから、亡くなった状態で見つかった。
自殺をしてたらしい。

忘れようとしても忘れられない出来事。
ずっと、私の胸の中の奥に入り込んでる。