――――

私の傷。
それは、自分で言うのもなんだけど凄く大きい気がする。
一生消えないんじゃないかってくらい大きい気がする。
こんなの、背負ってかなきゃいけないんだってイヤになるけど最近受け入れられるようになった。

それなのに…最近塞がり始めた傷が、お姉ちゃんのあの一言で、また一気に開き始めた。

やっと、笑えるようになったと思ったのに…。
私、明るくなってきたと思ったのに…。