「ハナー。お昼行こ!」

「うん…。」


――ガチャッ。

私達は、入学してから今まで雨の日以外は毎日屋上で昼ごはんを食べてる。
屋上は、いつも私達以外誰もいなくて食べやすい。

「ねー、ハナ。最近元気ないけど、どうしたの?」


元気ない。
私、そんな風に見えてたのかな…?
如月とのことで、寂しく思ってたけど、周りには気づかれないようにしてるつもりだったんだけどな…。
やっぱカナには、ばれちゃうね…。
如月が好きだってことも、そうだったし。