――チュッ。


「好きだよ、ハナ。じゃーな。」


そう言って、如月はさっききた道を引き返して行った。


好きだよって…
しかも、おでこにチュッって…!!


もー、せっかく心臓がそろそろ落ち着いてきたかなって感じだったのに…。
如月のせいで、またドキドキいってるじゃん!!
私の心臓しっかりしてー!!
私、死んじゃうよー!!

もー…如月は私をドキドキさせる天才なのかな…?



私だって、如月のこと好きなんだよ…。