2番ホーム、3列目

「じゃあ、カップル成立に乾杯といきますか!!」

委員長が、紙コップに入ったお茶を持ちながら周りを盛り上げる。
私は、とても恥ずかしかった。
どうしよーって思ったけど、如月がギュって手を握ってくれたから
ちょっと安心した。


「「「私達も混ぜてー!!」」」

そこらじゅうから、色んな生徒が紙コップ片手に駆けつけてきた。
みんな、私と如月が釣り合わないって反対しないのかな?
似合わないって言わないのかな?

それどころか、喜んでくれてる…。
よかった…。
ホントに、安心した。
私、ちょっと心配しすぎだったかも…。