2番ホーム、3列目

――――キーンコーンカーンコーン…。

「あ、予鈴なっちゃったね。それじゃ、戻ろっか。」

「ま、待って!」


私は、思わずカナの制服の裾を握った。

「うん?どしたの?そんな顔真っ赤にしちゃって。」

「だ…だって…。」


やばい…。
私、そんな顔赤いかな…?
もー!カナの一言で余計緊張しちゃう!!


「大丈夫だって。好きって気づかれたっていいじゃん。
ちょっと、早いかもしんないけど
好きって気持ちが伝えられたって証拠でしょ?」