2番ホーム、3列目

「…っん…やばい…めっちゃ、気持ちい……」


……!!!
なんだ!!?今の声。
とにかく……やべぇー。
浅井か??


前から思ってたけど、浅井って不思議なやつだ。


「誰か、寝てんのかー??」


中沢先生が、黒板に文字を書くのをやめて
こっちを見た。


さっきまで、うとうとしてやつが全員ピシっとして
『自分は寝てません』というのを必死に主張してた。

だけど、明らか1人だけ
机に顔をのせて寝てるやつがいる。



「……浅井??寝てんのか??」

浅井は中沢先生の声に全く気づくことなく、まだ寝てる。


先生は浅井が寝てるってことに気づいて、だんだん浅井に近づいてく。



浅井…馬鹿だな…。
やばい…笑えてくる…。


「……くくっ……」
やべー、腹痛てー…。