2番ホーム、3列目

恋だよ!!」

「恋…?如月に…?」

「そう。あのカッコいい如月くんに。」


「…いや、あり得ないって!!私、自分でも恋かなって考えたけど
如月のこと男として見たことないし、外見は確かにかっこいいけど
中身は最悪だってしか思えないもん!!
第一、私の天敵だよ!!?」


私は、興奮してるかのようにベラベラと喋った。

恋してるって思ったこともあったけど、私が如月に恋してるって事実を認めたくなかった。
天敵の如月に、恋をするなんて負けたも同然だって自分に言い聞かせてた。