「く、首…。」
「あ?首?」
「は、なして…」
眉間に皺を寄せる隼人に同じく私も眉間に皺を寄せる。
なんであんたが不愉快、みたいな顔すんのよ。私がするところでしょ、普通。ってか息、息がヤバい。酸素いるから!酸素please!!
「酸素!」
「残像?」
何の残像ですか。
意味不明なんだけど。残像って何?何の映像があんたの脳裏に残ってんの。塚、手!!いい加減離して!
酸素不足でもがもがともがく私。それをスルーし、そのまま隼人はハッと鼻で笑って皆が待っているローテーブルへと私の首を持ったまま足を進めた。このクソ赤髪ガキ大将、海に沈めてやる。
「よし、お前ら楽しめよ。」
「「「はい!!」」」
クソ赤髪ガキ大将が手に持った缶ビールを高く上に上げる。
それを合図に今まで飼い主を待つ犬のように大人しく箸を持ってローテーブルの側にいた不良さんたちはガツガツと荒く、速いスピードでテーブル上にある様々な料理を食べていく。
うわぁ、男の子だね。
本当、この一言に尽きる。

