赤い狼 四






あいつ等って誰よ?隼人に目線を再び向けて答えを求める。



すると、




「稚春さぁん、もう俺ら待てないっすよ。もう腹ペコペコなんすよ。」



「取り敢えず乾杯だけでもしませんか?皆さんが揃わないといつまでたっても食えねぇんすよ。」



「まぁ俺はピスタチオ食ってるからいいんだけどなー。」



「銀さん、ズルいっすよー!」




隼人が答える前に不良さんたちが答えた。っていうか銀は前から食べてたよね。しかも豆類だけ。


そういえばビールやワインも持ってたような。完全に高校生がやることじゃないよね。豆食べてビール飲んでギャハハハ笑うあの姿は日頃銀と"ゼアン"に行っているお姉様方は絶対見たことないよね。いっそのこと見せたいよ。きっと幻滅して「あなたには見損なったわ!」百回くらい強烈ビンタされればいいんだよ。塚、あれ?ビールといえば棗もノートパソコンと一緒に持ってたような…。




「あいつ等騒がしいから取り敢えず行くぞ。」



「おぅわっ!!」




もう少しのところで何か重要なことを思い出しそうだったのに、ぐんっと前に引かれた力によって消えていってしまった。



塚、首!!首!


首絞まってる!!!




凄い力で握られている首に危機を感じて私の首を容赦なく"片手で"掴む隼人の腕を叩く。



ちょ、マジで殺す気か!!