色々考えることがありすぎてパニックを起こしている脳にしっかりしろ!声援を送る。
すると、脳の中にいる隊長らしき人が敬礼をした気がした。おぉ、頑張りたまえ、隊長。
と、
「離せよ、連。」
ふわり、私の浮きそうだった体が今度こそ浮いた。うぅう、浮いた!!浮いちゃったよ!
「人間でも浮けるんだね!」
「馬鹿。俺が支えてっからだろうが。」
「………本当だ。」
隼人が呆れたように呟く。それの声に反応して私の腰あたりを見ると少し焼けた腕が私を持ち上げていた。なぁんだ、浮いたんじゃなかったんだ。
「んな残念そうな顔すんじゃねぇ。」
「だって残念なんだもん。」
「人間が浮くなんて非科学的なことが起こるわけねぇだろ。」
「奇跡を信じないでどうするの!」
「奇跡を信じる時点で叶わねぇよ。努力しねぇと。」
「………。」
「何だ。」
「ふんっ!」
負けた。明らかに負けた。
隼人に何も言い返せなくて頬を膨らませる。いいもん、いつか絶対空飛んでやるんだから!雲の上に乗ったよ!とか言ってみせるんだから!!
「つーか、あいつ等待ってんだから早くしろよ。」
「あいつ等?」

