「…っ、」
「男前ー♪」
ヒュー♪と口を尖らせて銀が口笛を吹く。それに肘で攻撃をする、なんてそんな余裕はない。
とっさに赤くなっている顔を、俯いて長い髪の毛で隠した。
(なんてこと言うの、この人!)
ビックリどころじゃない。告白すら経験したことない私には刺激が強すぎる。平然な顔をして告白なんて。
塚、この場合返事とかした方がいいのか!?どうなんだ!?
ごめんなさい、とは言えない。だって棗自体は好きだし正直、こんな気がきく紳士的な人なんて居ないと思うし、顔も整いすぎてるし。文句つけるところなんてない。
だけれど、
(なんか違うんだよな。)
恋愛として好きだ、と言える自信がない。
「って、嘘だよ。」
「………うえ?」

