と、いうことは。話の流れからして。
「これがリング混ぜたやつ?」
左手に置かれたブレスレットへと視線を落とす。すると、見つけた。
腕に付けやすいように留め具があり、私の手をするりと落ちないようなサイズに作られたシルバーの輪。それにリングの原形はもう無いもののこれは"あのリングだ"と思えるものが、ある一定の間隔でいくつか埋め込まれていた。
じっくりとそれを見る。
部屋の電気の光が当たり、キラキラと神々しく光る雫型のダイヤに目を奪われる。
初めてリングを渡された時は混乱しててよく見ていなかったけど、こうして見てみるととても綺麗だ。
何度も角度を変える。ギラギラ、輝く一定の間隔で埋め込まれた雫型のダイヤは確かに、あのリングに施されていたものと同じものだった。
と、
「気に入ったのかな?その顔は。」
「あ、棗っ。」
にこり、笑いながらノートパソコンを片手に、もう片方の手には缶ビールを持って近付いてくる棗が前方にいた。
相変わらず金髪にピンクのメッシュが似合っている。

