赤い狼 四






と、いうことは。話の流れからして。





「これがリング混ぜたやつ?」




左手に置かれたブレスレットへと視線を落とす。すると、見つけた。



腕に付けやすいように留め具があり、私の手をするりと落ちないようなサイズに作られたシルバーの輪。それにリングの原形はもう無いもののこれは"あのリングだ"と思えるものが、ある一定の間隔でいくつか埋め込まれていた。



じっくりとそれを見る。



部屋の電気の光が当たり、キラキラと神々しく光る雫型のダイヤに目を奪われる。



初めてリングを渡された時は混乱しててよく見ていなかったけど、こうして見てみるととても綺麗だ。


何度も角度を変える。ギラギラ、輝く一定の間隔で埋め込まれた雫型のダイヤは確かに、あのリングに施されていたものと同じものだった。




と、



「気に入ったのかな?その顔は。」



「あ、棗っ。」





にこり、笑いながらノートパソコンを片手に、もう片方の手には缶ビールを持って近付いてくる棗が前方にいた。


相変わらず金髪にピンクのメッシュが似合っている。