「たはーっ!」
「何その単語。」
「いや、単語じゃないんだけど。」
やっと出来た、っていう達成感の込もったため息だよ。と怪訝そうな顔をする慶吾にソファーに座りながら説明する。
っていうか今の単語だったら逆にビックリでしょ。"たはー"なんて言葉あんの?あるんだったらさっきの使い方以外で使う方法教えてくれ!
「いっただーきまーす!!」
「いただく。」
「ちょちょちょちょ、!!」
一人で考え事をしていたら箸を持っていて焦った。
え、ちょ。
「うまっ!!」
「……何?」
私の声も聞かずにハンバーグを口に入れてもぐもぐと食べる二人。
でも私への反応が全く違う。
優吾は私なんてお構い無し(もはや話を聞いてるかも怪しい)にハンバーグに食らいついているし、慶吾はハンバーグを食べながら私に怪訝な目を向ける。
優吾のはかなりムカつくけれども。話聞けって思うけれども。慶吾のもそれはそれでなんかムカッってくる。なんかさ、ちょっと馬鹿にしてない?

