肩をガックリと落とす。すると、隼人が私の名前を呼んできたから「んー?」と肩を落としたまま間延びた返事を返す。 今度は何だ。と隼人の言葉を無防備に待つ私に、今日一番の衝撃を与えるセリフを隼人が口にした。 「この学校に転校して来ねぇか。」 ………ん? 目をぱちぱちと開け閉めする。 今のは幻聴だろうか。 無言のまま、隼人の顔を見上げる。 今なんて言った? 「………。」 「………。」 「………。」 「この学校に転校して来ねぇか。」 幻聴じゃなかったらしい。