「ふぎゃあ!?」
ふわり、私の体が浮いたと思ったら顔を少しでも動かしたら唇が触れそうな距離に居る連の顔と
連の膝の上に跨ぐ形で座っている状態だった。
「…っ!?」
「お前は可愛ぃ。そう分からせてやるよ。俺の体で。」
思ってもなかった展開に焦って口をパクパクとしている私に、
エロチックに聞こえる台詞をニヤリと悪っぽく笑いながら言う連にとてつもない危機感を感じる。
「ちょっ、降りる!」
あまりの近さと体勢に恥ずかしくなって慌てて連の膝から降りようとすると、連が私の背中に腕を回して腰をがしりと掴んできた。
「黙ってやられとけ。で、稚春ってさ、どこが弱いの?」
それによって降りられなくなった私をぃぃ事に、連は私の後ろの首を指で優しくなぞう。
「…ぁん。…っ!」
ゾクゾクと背筋を甘い刺激が伝ってきて、自分でもビックリするような甘い声が思わず漏れる。
「黙ってろって言わなかった?」
そんな私の反応を面白がっているだろう連が右の口角を上げて私の口に二本、指を入れてきた。

