話しかけて来た3人は顔を明るくすると、嬉しそうにどこかへ走って行った。


「李ぃ~~子ぉ~~~」


私達は共学になってから、何度この質問をされたか分からない。


聞かれるたんびに答えてあげるの疲れるのに、李子はーーー!!


「そんなに怒らないの。話した事無い人と話せるんだから」


「別に話すのはいいけど、私はアイツ等3人の話題で話すのは嫌なの!!」


たまたま廊下のあっちの方で楽しく談笑してる洋夢・慎之介・利晴を睨みつけながら言った。


李子が困った様に頭を掻く。


「あの3人いい人じゃん。……違うんだよ?」