好きになんかなるハズ無い!!

その場にいた全員が何事かと注目する中、黒町さんは口をパクパクさせて3人を指差した。


『あ……あ……』


真っ赤な顔で3人を凝視する彼女を、友達2人は叩いたり突っついたり。


私と李子は、正気に戻った黒町さんにより、美少年達の更なる実態を知った。


『キャーーー!アナタ達ですよね!?時色学園の“Lie”って!!』


―――――!?


もちろん私も李子もビックリ仰天して、その場で硬直。


と、3人皆と目があってしまい、指1本動かせなくなって………


コツ…コツ…


こっちに来るヤツ等から私は逃れられなかった。