好きになんかなるハズ無い!!

普段騒がないお嬢様方がある一点を見て大騒ぎしだしたので、私と李子もそちらを見たんだ。


貧血を起こして倒れかけた私を、李子が慌てて抱き止めた。


『スッゲーー!女の子がいるぜ!!』


『共学だから当然だけど、いいニオイするなぁ!!』


『お前、頼むから変態発言しないでくれ』


昨日公園であったばかりの例の3人がいて、夢であって欲しいと願ってた私の望みは絶たれた。


で、目立たない様にササッと教室に行こうとした私達の傍を、黒町さんと友達が通った。


そんで男3人を見た瞬間、誰にも負けない大絶叫をした黒町さん。