好きになんかなるハズ無い!!

早くこの人達から逃れたくて、足早に公園の出入口に向かった。


「美名!?」


李子が引き止めようとするが、これ以上男の子とあんなに近くにいるのは耐えられないのよ!!


後5mでパニックから解放されるって所まで歩いた時だった。


「君さ、男嫌いだろう?ホントは用事なんか無いんじゃん?」


間違いが1ヶ所も無いセリフが投げ掛けられ、立ち止まってまた3人を見る。


茶髪男子が自信あり気に笑って私を見つめ返していた。


な、なんでバレてんの!?


「か、貝堀さん何言って……」


途端にイケメンが揃って笑いを浮かべた。