小学校の時だって、意地を張って卒業するまで同じ学校に通い続けた。


だから李子の言う私の“前向き”は“意地”ともとれる。


「頑張り過ぎないでよ?体や心壊したら、美名の御両親とお兄様心配なさるから。後私もね」


フワッと頭を撫でられて、少し安心した。


李子…いつもいつも気遣ってくれてありがとう。


アナタがピンチの時は、私が力になってあげたい。


「OK。ありがと李子」


笑ってお礼を伝えると、ムギューーと抱きしめられた。


「美名カワイイーー☆彼女にしたーーーーい!」


やっ、私達女同士ですからね。