「お、お嬢様……?どうなさいました?」


「谷内、後で李子が私の荷物持って来てくれるから、受け取っといて!」


運転手の谷内に執事にする様な命令をして、自分の部屋に直行する。


最初に目に入ったお気に入りのお姫様ベッドの枕を、力の限り投げつけた。


さっきのイケメントリオの映像が、頭を過る。


ちょっとでもいい人だなんて思った私が、バカだったわっ!


「共学なんて、共学なんて、無くなっちまえ~~~~!!」


屋敷中に、私の汚い言葉使いの大声が轟いた。


“共学でも頑張る”なんて、やっぱり…ムリィィィィ!!