クールな印象な黒髪のメガネ君だけが、無表情で私達3人を観察。


コレは…………ナンパ?


うん、とっても立派な“ナンパ”だわ。


……3……2……1


再び私の顔面から、色が無くなって行く。


「ごめんね美名待たせて!車来たよ!!」


やっと李子がこっちに走って来たが、今の私には聞こえない。


体中がカタカタ震え、笑顔が引きつる。


「美名……?ねぇ、この人達、誰?知り合い?」


状況を理解出来ていない李子は、男の子3人を示して尋ねるけど――――






「やっぱり男なんか、大っ嫌ぁぁぁぁいっ!!」